4 トラブルシューティング

困ったことが起きた場合の対処方法を説明します。

□ 「Warning」のポップアップメッセージが表示される場合

「リビルド」をご覧になり、リビルドを行ってください。
リビルド中に「予期しないエラーが発生しました」というメッセージが表示される場合は、「リビルド中に「予期しないエラーが発生しました」というメッセージが表示される場合」をご覧ください。

□ 「R2 Manager」のアイコンが通知領域に表示されない場合

Windowsの起動直後は、「R2 Manager」を操作する準備が完了していません。画面右下の通知領域に「R2 Manager」のアイコンが表示されるまでお待ちください。しばらく待っても表示されない場合、一度ログオフして、再度ログオンをしてください。
上記以外の場合、なんらかの理由で「R2 Manager」を終了させていないかを確認してください。終了している場合、「スタート」メニューから手動で起動してください。

□ Javaをアップデートした後、「R2 Manager」を起動できない場合

「R2 Manager」ではJavaを使用しています。Javaをアップデートした後に「R2 Manager」を起動できないなどの不具合が発生した場合には、まずJavaをアンインストールしてください。
その後、「ドライバーズディスク&ユーティリティディスク」内に格納されているJavaをインストールしてご使用ください。

□ ディスクアレイからWindowsが起動しない場合

コンピュータ本体のBIOSで、ディスクアレイが作成されたハードディスク以外から起動する設定になっている可能性があります。BIOS の設定については、コンピュータ本体の『製品ガイド』をご覧ください。

□ 正しい手順でWindowsをシャットダウンできなかった場合

停電などにより、正しい手順以外の方法で電源を切ったり再起動したりした場合、2台のハードディスクの同期をとる処理(バックグラウンド初期化)が実行されることがあります。この処理中は「R2 Manager」の「Disk Group(0)プロパティ画面」に「バックグラウンド初期化 実行中」と表示されます。
バックグラウンド初期化の実行中は、システムのパフォーマンスが低下します。

□ Windowsやソフトウェアの反応が遅い場合や、一時的に応答しない場合

リビルド、またはバックグラウンド初期化処理などを実行している場合、システムのパフォーマンスが低下します。処理の完了を待ってからお使いください。

□ コンピュータ本体のBIOSによるハードディスクパスワード設定について

コンピュータ本体のBIOSによるハードディスクパスワード設定機能はご使用になれません。

□ コンピュータの起動時に「Warning : Mismatch between PD No. and Slot No.」と表示される場合

コンピュータの起動時に次のメッセージが表示された場合、2台のハードディスクがSATA-RAIDカードに逆に接続されています。

Warning : Mismatch between PD No. and Slot No. [PD :0x0 Slot 0x1]
Warning : Mismatch between PD No. and Slot No. [PD :0x1 Slot 0x0]

このメッセージはしばらく画面に表示され、その後Windowsが起動します。
コンピュータの電源を切り、「HDD0」と表示のあるケーブルを「0」と表示のあるハードディスクに、「HDD1」と表示のあるケーブルを「1」と表示のあるハードディスクに接続し直してください。リビルドを行う必要はありません。

□ リビルド中に「予期しないエラーが発生しました」というメッセージが表示される場合

リビルド作業において、「Status」が「異常」となっているハードディスクを右クリックして表示されるメニューの「再有効」をクリックすると、「予期しないエラーが発生しました」というメッセージが表示され、リビルドが行えないことがあります。この場合、そのハードディスクがSATA-RAIDカードに正しく接続されていない可能性があります。
コンピュータの電源を切り、ハードディスクをSATA-RAIDカードに正しく接続してからリビルドを行ってください。

□ コンピュータの起動時に「Alarm : Disk Port No.」と表示される場合

コンピュータの起動時に次のメッセージが表示された場合、ハードディスクが2台ともSATA-RAIDカードに接続されていない可能性があります。

Alarm : Disk Port No.0x0
Alarm : Disk Port No.0x1

この場合、次の手順で復旧する必要があります。

  1. コンピュータの電源を切ります。
  2. SATA-RAIDカードとハードディスクをケーブルで正しく接続し、パソコンの電源を入れます。
    • 「HDD0」と表示のあるケーブルを「0」と表示のあるハードディスクに、「HDD1」と表示のあるケーブルを「1」と表示のあるハードディスクに接続します。
    • ケーブルの反対側をSATA-RAIDカードに「カチッ」と音がするまで差し込みます。
  3. 起動できないというエラーメッセージが表示されたら、添付の「ドライバーズディスク&ユーティリティディスク」をセットし、【Enter】キーを押します。
POINT
  • メッセージは、コンピュータの種類によって次のいずれかとなります。
    • DISK BOOT FAILURE, INSERT SYSTEM DISK AND PRESS ENTER
    • Boot Failure
    • Operating System not found
    「トラブル解決ナビ」が起動します。
  1. 「ユーティリティ」タブをクリックし、「ケーブル未接続の復旧」を選択して「実行」をクリックします。
    この後は、画面の操作指示に従って作業をしてください。
  2. 「「トラブル解決ナビ」のメニューに戻るにはEnterキーを押してください」と表示されたら、【Enter】キーを押します。
  3. 「終了」をクリックします。
  4. 「ドライバーズディスク&ユーティリティディスク」を取り出します。
  5. 「再起動」をクリックします。
    コンピュータが再起動し、「Warning」のポップアップメッセージが表示されます(表示設定時)。
  6. 「OK」をクリックして「R2 Manager」を起動します。
    「Warning」のポップアップメッセージが表示されていない場合は、手動で「R2 Manager」を起動します。
    「「R2 Manager」の起動」
  7. リビルドを実行します。
    「リビルド」

□ ディスクアレイを再作成する場合

ディスクアレイの再作成は次の手順で行います。

重要
  • ディスクアレイを再作成すると構成情報が消去されるため、ディスクアレイ上のデータが破損する可能性があります。お客様のデータが存在している場合は、事前にバックアップを行い、ディスクアレイの再作成後に復元してください。
  1. コンピュータの電源を入れます。
  2. 「FUJITSU」のロゴが表示されている間に【F12】キーを押します。
    「起動メニュー」が表示されます。
  3. 添付の「ドライバーズディスク&ユーティリティディスク」をセットします。
  4. 「CD/DVD」を選択し、【Enter】キーを押します。
    「トラブル解決ナビ」が起動します。
  5. 「ユーティリティ」タブをクリックし、「ディスクアレイの作成」を選択して「実行」をクリックします。
    「ディスクアレイの作成を開始します。続行するには何かキーを押してください」と表示されます。
  6. 【Enter】キーを押します。
    この後は画面の指示に従って操作してください。
  7. 「「トラブル解決ナビ」のメニューに戻るにはEnterキーを押してください」と表示されたら、【Enter】キーを押します。
  8. 「終了」をクリックします。
  9. 「ドライバーズディスク&ユーティリティディスク」を取り出します。
  10. 「再起動」をクリックします。
    コンピュータが再起動します。この後は必要に応じて、リカバリを行ってください。