認証デバイスとしてセキュリティチップがインストールされている環境でリカバリをする場合、またはSMARTACCESSを再インストールする場合は、あらかじめBIOSセットアップでセキュリティチップのクリアをする必要があります。セキュリティチップのクリアについては、コンピュータ本体の『製品ガイド』の「BIOS」-「認証デバイスのセキュリティ機能を使う」をご覧ください。なお、セキュリティチップで管理されている鍵や証明書の情報を引き続きお使いになるには、SMARTACCESSをアンインストールしてセキュリティチップをクリアする前にバックアップし、再インストール後にリストアを行なう必要があります。これを行わない場合、それまで使用していた鍵や証明書が使用できなくなります。バックアップとリストアの手順については、『リファレンスガイド』の「ツール編」-「オプションツール」-「バックアップツール」をご覧ください。
「機器監査」機能をお使いの場合、ハードウェアの設定を変更すると、Windowsにログオンできなくなることがあります。ハードウェアの変更を行う前には必ず、「SMARTACCESSによるWindowsログオン」を使用しない設定に変更してください。「パスワードの自動生成」を行っている場合は、一度「パスワードの自動生成」の設定を解除した後、「パスワードの変更」より任意のパスワードに変更してから「SMARTACCESSによるWindowsログオン」機能の解除を行ってください。また、ハードウェアの変更後に、再度「現在の機器構成情報の登録」を行う必要があります。詳しくは『リファレンスガイド』の「機能編」-「Windowsログオン」をご覧ください。
コンピュータを廃棄する場合、コンピュータに残ったデータを復元できないようにすることが重要です。セキュリティチップにより保護されたデータは、セキュリティチップのクリアをし、復元用ファイルを破棄することで復元することができなくなります。次の手順に従って、セキュリティチップのクリアとハードディスク内のデータ削除を行ってください。